2024年12月18日にリリースした内容をお伝えします。
目次
【改善】Elastic Sorterにて、仕分けトレイを1つのみ設定できるように改善
Elastic Sorter の仕分けルールを、以下のように変更しました。
これにより「様々なフォーマットの帳票が混在したファイルのうち、目的の帳票のみを読み取る」ことが可能になります。
- 変更前:仕分けトレイは最低2つ設定する必要がある
- 変更後:仕分けトレイは1つから設定可能
従来は「2種類以上の帳票」への仕分けが必須でしたが(画像:使い方1)、本リリースにより、特定の1種類の帳票のみを抽出することができます(画像:使い方2)。
<従来の活用例>
- 申し込み書類が「申込書」「口座振替依頼書」「委任状」の3種類1セットのファイルを仕分けて読み取る
- 3種類が混在したファイルをElastic Sorter にアップロードし、「申込書」「口座振替依頼書」「委任状」に自動で仕分けて、Intelligent OCR にて読み取ることができます。
※事前にIntelligent OCR の「読取範囲の指定」にて、「申込書」「口座振替依頼書」「委任状」のワークフロー(帳票定義)を作成する必要があります。
<本リリースにて可能になった活用例>
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1ページ目が表紙、2ページ目以降が明細表の請求書ファイルから、明細書のみを仕分けてIntelligent OCR に送信して読み取る。
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事前にIntelligent OCR の「読取範囲の指定」にて、明細書のワークフロー(帳票定義)を作成する必要があります。
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表紙は「仕分け不可」となり、読み取りを行いません。
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契約関連書類や送付状などが混在するファイルから、申込書のみを仕分けてIntelligent OCR に送信して読み取る。
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事前にIntelligent OCR の「読取範囲の指定」にて、申込書のワークフロー(帳票定義)を作成する必要があります。
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申込書以外の書類は「仕分け不可」となり、読み取りを行いません。
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※本リリースにより、既存の仕分けルールの動作等に影響はありません。
【改善】作業画面において、保存を推奨するポップを表示
以下の画面において、定期的な保存を促すポップを表示しました。
- 帳票定義画面(読取範囲の指定、項目選択)
- データ加工画面
- 画像補正画面
- OCR補正画面
これらの画面における操作内容は、自動で保存されません。
長時間作業される際は、こまめに保存いただくことを推奨します。
▼帳票定義画面(読取範囲の指定)におけるポップ表示
▼帳票定義画面(項目選択)におけるポップ表示
▼データ加工におけるポップ表示
▼画像補正におけるポップ表示
▼OCR補正におけるポップ表示
※with DX Suite/with AI inside 製品をご契約の場合は、一部機能が実装対象外となるケースがあります。