データ加工とは
データ加工とは、読み取った文字列を、特定の処理ルールで変換させてCSV出力できる機能です。
例えば、読み取った文字を表形式で出力する「表データへ変換」や、文字列の一部分を切り出す「文字列切出し」、ファイル名をCSVに出力する「ファイル名出力」などがあります。
<参考> 本記事では、データ加工の概要を解説しています。 |
データ加工は、全文読取以外のワークフローにてご利用いただけます。
読取範囲の指定 | 全文読取 | 項目抽出 | 項目選択 | |
データ加工 | ◯ | × |
◯ 一部機能は対象外 |
◯ 一部機能は対象外 |
※項目抽出では、「チェックボックス変換」「表データへ変換」「列データへ変換」「前行コピー」は対応していません。
※項目抽出では、「表データへ変換」「列データへ変換」「前行コピー」は対応していません。
テーブルビューとリストビュー
データ加工画面には、「リストビュー」と「テーブルビュー」があります。
これらの2つのビューは、設定を保持したまま、作業中にいつでも切り替えが可能です。
テーブルビューとは
A列、B列、C列・・・とCSV出力列を表示して、列単位でデータ加工を設定するビューです。
また、「加工前の読取結果」と「加工後の読取結果」をその場で確認できるため、アウトプットをイメージしながら、直感的に設定ができます。
<こんな時におすすめ>
- はじめてデータ加工を使ってみたい
- 列を可視化したビューで、直感的に設定をしたい
- 設定したデータ加工が正しく動作しているか、列ごとに確認しながら操作したい
詳細は「データ加工の設定手順(テーブルビュー)」をご参照ください。
リストビューとは
リストビューとは、従来版の表示のことです。
1つ1つの加工条件をリスト形式で表示しているため、加工単位での確認や、処理順の把握をスムーズに行えます。
<こんな時におすすめ>
- データ加工の実行順を、視覚的に確認しながら設定したい
- 複数列をまたぐ複雑な加工を設定したい
詳細は「データ加工の設定手順(リストビュー)」をご参照ください。
操作の流れ
1.データ加工の適用をONにします。
2.リストビュー、またはテーブルビューで、どの読取項目をどのように処理したいかを設定します。
3.プレビュー機能を使って、データ加工の結果を確認することができます。
プレビューしたい帳票をアップロードすると、加工後のデータを表示します。
CSVをダウンロードする前に、加工結果が意図した形になっているかどうかの確認にご活用ください。
データ加工が実行されるタイミング
データ加工設定は「CSVダウンロード」ボタンを押したタイミングで、実行されます。
(データチェック画面では、データ加工結果は反映されません。加工前の読取結果が反映されます。)
よくある質問
Q. データ加工の結果がデータチェック画面で反映されません
A. データチェックで表示される文字列はデータ加工前の文字列となります。
加工後の結果は、プレビュー機能や、テーブルビューの「加工前」「加工後」機能にてご確認ください。
Q. データ加工の結果がCSVに反映されません
A. ワークフローの最終的な保存ができていない可能性があります。
データ加工を設定後、「保存して閉じる」ボタンを合計2回クリックする必要があります。
参考:読取項目やデータ加工の変更がワークフローに反映されない
Q. データ加工の順番を変更したらどうなりますか?
A. データ加工を実行する順番が変更になります。
データ加工は上から順に実行されます。
各データ加工の詳細について
データ加工は、20種類以上あります。
各データ加工の説明と設定方法を以下のリンク先のページで説明しています。
文字列変換(部分一致) | 文字列置換(完全一致) | 全角半角変換 |
文字列切出し(先頭) | 文字列切出し(任意) | 文字列切出し(末尾) |
文字列挿入 | ファイル名出力 | 文字列フォーマット |
チェックボックス変換 | マージ | ユーザ辞書置換 |
日付フォーマット | 指定文字列による分割 | 改行文字削除 |
トリム | 1セル入力 | 年齢 |
表データへ変換 | 列データへ変換 | ゼロ埋め |
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