本記事では、テーブルビューを使ったデータ加工設定を解説します。
はじめてデータ加工をご利用するユーザ様は、まずはテーブルビューをご利用ください。
データ加工の概要、各データ加工の詳細な使い方については、以下記事をご参照ください。 |
テーブルビューとは
A列、B列、C列・・・とCSV出力列を表示して、列単位でデータ加工を設定するビューです。
また、「加工前の読取結果」と「加工後の読取結果」をその場で確認できるため、アウトプットをイメージしながら、直感的に設定ができます。
<こんな時におすすめ>
- はじめてデータ加工を使ってみたい
- 列を可視化したビューで、直感的に設定をしたい
- 設定したデータ加工が正しく動作しているか、列ごとに確認しながら操作したい
設定を保持したまま、「リストビュー」に切り替えることも可能です。
1.データ加工を適用する
ワークフロー編集画面の左側の[データ加工]の[適用]をクリックすると、データ加工がCSV出力時に適用されます。
「読取項目設定」をクリックし、設定画面を開いてください。
※一度設定した各データ加工の設定は、後からデータ加工を適用しない状態を選択しても、設定内容は保持されます。
2.データ加工を設定する
左に帳票イメージ、右にCSV出力先設定、加工設定のエリアが表示されます。
2-1.CSV出力を設定する
CSV出力列の順番や、ヘッダー名を変更することができます。
また、新たに列を追加することもできます。
※「列を追加」しても追加料金はかかりません。
<ヘッダー名を変更>
ヘッダー名はデフォルトで、データ化(帳票定義画面)で設定した「読取範囲タイトル」が反映されます。
ヘッダー名を変更したい場合は、右側にある編集マークをクリックし、希望のヘッダー名を入力してください。
<CSV出力列を変更>
CSV出力列の順番はデフォルトで、データ化(帳票定義画面)における読取範囲の並び順が反映されています。
CSV出力列を変更する場合は、該当列の上部をドラッグして移動先でドロップしてください。
列の順番を変えると、加工設定で指定している入力列も連動して更新されます(出力列は変わりません)。
<列を追加>
列を新規追加したい場合は、上部の[列追加]をクリックします。
<列を削除>
列を削除する場合は、該当列の右側の[︙]>「削除」をクリックします。
<どの列までをCSVに出力させるか>
画面上部の[列の非出力]ボタンをクリックすると、どの列までCSVに出力するかを設定できます。
※ご利用のヒント※
指定した列以降を、CSVに出力させない設定となります。
出力したくない列を後方にまとめて設定しておくと、便利にご活用いただけます。
例)E列以降にCSVに出力させたくない列をまとめておき、D列までをCSVに出力する
2-2.加工設定を行う
読み取った文字列をそのままCSVに出力するのではなく、特定の処理ルールに基づいて変換させてCSV出力することができます。
[加工設定を追加]をクリックすると、1つ分の加工設定が表示されます。
なお、加工設定は20種類以上あります。
詳細な仕様や、設定する項目については、「データ加工設定の詳細」を参照ください。
▽加工設定「文字列変換(部分一致)」の例
加工設定:使用したい加工設定を選びます。 入力列:選択した加工設定の処理を適用する列を選びます。(例:会社名の一部文字を変換したい場合は、会社名がある列を選びます) 出力列:処理後のデータを出力する列を選びます。(例:A列の文字列を変換して、B列に出力する場合はB列を選びます。そのままA列に上書きして出力する場合は入力列と同じA列を選びます) 処理内容:指示が必要な加工設定の場合、入力します。(例:文字列変換の場合、変換対象文字列と変換後文字列を入力します) |
複数の加工設定が必要な場合は、[加工設定を追加]をクリックして、さらに加工設定を追加します。
加工設定の順番について:
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※特定の条件に当てはまる場合のみ加工を行う場合は、[条件付き加工設定を追加]をクリックします。
加工を行う条件を入力してから、加工設定を登録してください。
条件説明・メモ(任意):加工を行う条件をメモに残しておくことができます。 入力列指定:条件として使用する列を指定します。+マークを押して、複数列を指定することができます。 ルール指定:指定した列の条件を選択します。(例:A列が空白の場合) 指定文字:文字の指定が必要な条件を選択した場合に登録します。(例:A列に文字列ABCが含まれる場合 ) 条件を追加:複数の条件を追加することができます。かつ(and)、または(or)のいずれかを選択することができます。 加工設定を追加:条件の入力が完了したら、実行する加工設定を登録します。操作方法は[加工設定を追加]をクリックした場合と同様です。 |
3.データ加工の結果をプレビューする
テーブルビューでは、以下2つの方法で加工結果をプレビューすることができます。
3-1.列ごとに加工結果を確認する
加工前の文字列を入力することで、加工後の文字列を1列ずつ確認することができます。
<加工前>
加工前の文字列を入力する方法として、以下の2種類があります。
手入力で加工前の文字列を入力する方法
→編集マーク(画像内①)をクリックして、文字列を入力してください
実際の帳票から加工前の文字列を取得する方法
→「画像から入力」(画像内②)にて帳票をアップロードしてください
<加工後>
「処理を実行」をクリックすると、「加工前」に入力した文字列に対してデータ加工を実施し、結果を表示します(画像内③)。
3-2.帳票全体で加工結果を確認する
「プレビュー」は、帳票全体の加工結果を確認できる機能です。
プレビューしたい帳票をアップロードすると、加工後のデータを表示します。
CSVをダウンロードする前に、加工結果が意図した形になっているかどうかの確認にご活用ください。
※リクエスト課金は発生しません。
※複数の帳票をアップロードした場合、先頭の1枚をプレビューします。
※補正設定を行っている場合、補正結果も反映します。
<手順>
1.プレビュー用の帳票をアップロードする
対象のワークフローで初めてプレビューを利用する場合は、帳票をアップロードする必要があります。
- 帳票の読取結果に対してデータ加工を行うため、読取対象の文字列が記載された帳票をアップロードください。
- 帳票は保存されるため、次回以降は帳票をアップロードする必要はありません(帳票の差し替えは可能)。機密情報等のアップロードにご注意ください。
2.プレビューを実行する
プレビューを実行すると、画面左側に帳票、右側にプレビューが表示されます。
なお、実行したタイミングで、加工設定が反映されます。
- 読取結果が長く、結果が枠からはみだして見えなくなっている場合は、項目をマウスオーバーすることで、結果が表示されます。
- プレビューする帳票を変更したい場合は、画像の上にある「変更」ボタンを押し、新しいサンプル帳票をアップロードしてください。
- プレビューを終了する場合は、画面右上の「×」ボタンを押してプレビュー画面を閉じてください。