データ加工設定画面で「条件付き加工設定」を使うと、特定の条件に当てはまる場合のみ加工を行うことができます。
ここから4つの設定例を挙げます。
例1 | 入力の有無で出力を出し分けたい場合 |
例2 | 2つ以上チェックがある時にエラー「有」と出力したい場合 |
例3 | 末尾が指定した文字以外の場合に「記入間違い」と出力したい場合 |
例4 | 指定した文字が含まれていない場合は「対象外」と出力したい場合 |
例1) 入力の有無で出力を出し分けたい場合
以下例にて設定手順を解説します。
- 口座A・口座Bのいずれかに入力がある場合:「有」を出力したい
- 口座A・口座Bの両方に入力がない場合:「無」を出力したい
Step.1 データ加工設定画面の真ん中のブロックにある「列を追加」のボタンをクリックし、「口座の記載有/無」の列を追加します。
Step.2 右上にある「条件付き加工設定を追加」のボタンをクリックします。口座Aと口座Bのいずれか入力がある場合の条件付き加工設定を行います。
「入力列指定」の項目にB列の「口座A」を指定し、「ルール指定」の項目に「空ではない」を指定します。「条件を追加」のボタンをクリックし、「または」のタブを選択します。
Step.3 「入力列指定」の項目にC列の「口座B」を指定します。「ルール指定」の項目に「空ではない」を指定し、「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.4 「加工設定」のプルダウンメニューから「文字列挿入」を選択し、「出力列」に口座の記載有無のD列を指定します。文字列の項目に「有」と入力します。
Step.5 口座Aと口座Bの両方に入力がない場合の条件付き加工設定を行います。
「入力列指定」の項目にB列の「口座A」を指定します。「ルール指定」の項目に「空」を指定します。
「条件を追加」のボタンをクリックし、「かつ」のタブを選択します。
Step. 6 「入力列指定」の項目にC列の「口座B」を指定します。「ルール指定」の項目に「空」を指定し、「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.7 加工設定」のプルダウンメニューから「文字列挿入」を選択し、「出力列」に口座の記載有無のD列を指定します。「文字列」の項目に「無」と入力します。
以上で設定は完了です。
CSV出力イメージは以下となります。
例2)2つ以上チェックがある時にエラー「有」と出力したい場合
シングルアンサー(1つのみのチェックを想定している欄)にて、以下の条件で出力する方法を解説します。
- 2つ以上のチェックが入っている場合:「エラー有/無」列に「有」と出力したい
- 1つのみチェックが入っている場合:「エラー有/無」列に「無」と出力したい
Step.1 データ加工設定画面の真ん中のブロックにある「列を追加」のボタンをクリックし、「エラー有/無」の列を追加します。
Step.2 右上にある「条件付き加工設定を追加」のボタンをクリックします。まず、2つ以上チェックがある場合の条件付き加工設定を行います。
入力列指定の項目の中に年齢の項目を全て指定し、ルール指定の項目を「2つ以上チェック」に指定します。「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.3 「加工設定」のプルダウンメニューから「文字列挿入」を選択し、「出力列」にエラー有無のH列を指定します。「文字列」の項目に「有」と入力します。
Step.4 ゼロまたは1つチェックがある場合の条件付き加工設定を行います。
入力列指定の項目の中に年齢の項目を全て指定し、ルール指定の項目に「ゼロまたは1つチェック」を指定します。「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.5 「加工設定」のプルダウンメニューから「文字列挿入」を選択し、「出力列」にエラー有無のH列を指定します。「文字列」の項目に「無」と入力します。
以上で設定は完了です。
CSV出力イメージは以下となります。
例3)末尾が指定した文字以外の場合に「記入間違い」と出力したい場合
請求日の項目にて、以下の条件で出力する方法を解説します。
- 文字列の末尾が「日」の場合:「年月日」を出力したい
- 文字列の末尾が「日」以外の場合:「記入間違い」と出力したい
Step.1 データ加工設定画面の真ん中のブロックにある「列を追加」のボタンをクリックし、「日付チェック」の列を追加します。
Step.2 右上にある「条件付き加工設定を追加」のボタンをクリックし、指定文字で終わる場合の条件付き加工設定を行います。
「入力列指定」の項目にAを指定し、「ルール指定」の項目に「指定文字で終わる」を指定します。
「指定文字」の項目に「日」と入力し、「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.3 「加工設定」のプルダウンメニューから「文字列フォーマット」を選択します。
「入力列」にAを指定し、「出力列」に日付チェックのB列を指定します。
フォーマットの項目に、A列の請求日のフォーマットを表す{1}と入力します。
Step.4 指定文字で終わらない場合の条件付き加工設定を行います。
入力列指定の項目にAを指定し、ルール指定の項目に「指定文字で終わらない」を指定します。
指定文字の項目に、「日」と入力し、「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.5 加工設定」のプルダウンメニューから、「文字列挿入」を選択し、「出力列」に日付チェックのB列を指定します。文字列の項目に「記入間違い」と入力します。
以上で設定は完了です。
CSV出力イメージは以下となります。
例4) 指定した文字が含まれていない場合は「対象外」と出力したい場合
以下例にて設定手順を解説します。
- 「コーヒー」が含まれている場合:「コーヒー試飲会のご招待」と出力
- 「コーヒー」が含まれていない場合:「対象外」と出力
Step.1 データ加工設定画面の真ん中のブロックにある「列を追加」のボタンをクリックし、「プロモーション」の列を追加します。
Step.2 右上にある「条件付き加工設定を追加」のボタンをクリックし、指定文字を含む場合の条件付き加工設定を行います。
「入力列指定」の項目にAを指定し、「ルール指定」の項目に「指定文字を含む」を指定します。
「指定文字」の項目に、「コーヒー」と入力し、「条件を追加」のボタンをクリックし、「または」のタブを選択します。
Step.3 上記の設定方法と同じようにBとCも設定します。
Step.4 「加工設定を追加」のボタンをクリックし、「加工設定」のプルダウンメニューから、「文字列挿入」を選択します。「出力列」に、D列を指定し、「文字列」の項目に「コーヒーの試飲会ご招待」と入力します。
Step.5 指定文字を含まない場合の条件付き加工設定を行います。
入力列指定の項目の中に3種類の飲料の項目を設定し、「ルール指定」の項目に「指定文字を含まない」を指定します。「指定文字」の項目に「コーヒー」と入力し、「加工設定を追加」のボタンをクリックします。
Step.6 「加工設定」のプルダウンメニューから、「文字列挿入」を選択します。
「出力列」にD列を指定し、文字列の項目に「対象外」と入力します。
以上で設定は完了です。
CSV出力イメージは以下となります。