本記事で分かること
- ユニット作成にて、読み取りたい帳票をアップロードした際に、読取範囲がずれたり、画像が歪んでしまう際の対処法
よくあるケース
例)画像が歪んでアップロードされてしまうため、上手く読み取りができないケース。
前提
多少の歪みは自動補正が機能しますが、以下の場合は正しく読み取ることができません。
- アップロードした帳票が湾曲している場合
- スキャンした帳票の画質が悪いため、帳票定義画像と同じ帳票と判定できない場合
帳票をアップロードする際は、歪みが無いように、また画質が低くならないようにご注意ください。
解説
自動補正がうまく機能しない場合
自動補正は、テンプレート側の設定画像とアップロードした画像の特徴点(罫線、罫線の交点や角、文字)をAIがマッチングしていますが、自動補正の結果、アップロードした画像が正しく自動補正されずに歪んでしまうこともあります。
チェックポイント
「帳票設定(データ化)にて使用した帳票」と、「ユニット作成にてアップロードした帳票」にて、以下は同じですか?
- 帳票画像の画質(どちらかの画質が荒くないか、傾きや歪みが発生していないか)
- 帳票のレイアウト(どちらかのレイアウトが異なっていないか)
対処法:帳票画像の画質が異なる場合
- 帳票設定に使用する画像は、内容(記載の埋まり具合)やスキャン画質が平均的なものを使用してください。
- スキャンした時点で斜めに大きく傾いていたり、歪んでいる帳票をDX Suite にアップロードした場合、自動補正がうまく機能しない可能性があります。傾きや歪みが無い帳票をアップロードしてください。
対処法:帳票のレイアウトが異なる場合
- 全体的なレイアウトは同じであっても、文字量や明細部分の行数に大きな差がある場合、違う帳票として判断されてしまうケースがあります。
その場合、帳票設定に使用する画像の書き込み部分(請求書の明細表内の文字など、文字量が変化する部分)を画像編集ソフトで消して空白にするなどご調整ください。
文字を減らすことで罫線を特徴点として際立たせることができ、自動補正が適切に機能するケースが多くあります。
上記対応を行っても、歪みが解消されない場合
- 上記対処をしても歪みが解消されない場合は、別の帳票として扱う(新しくワークフローを作成する)ことをご検討ください。
(同じレイアウトに見える帳票でも、特徴点を認識して、AIが別の帳票として認識してしまうケースもあります)
解決しない場合
以下をサポート窓口までお送りいただければ、改善できるか確認します。
- 該当の帳票画像
- 帳票定義(XML)
※帳票定義のエクスポート方法はこちら