本記事で分かること
- 数字「1」が読み取れない、誤読する場合の対処法
- 複数桁を1文字ずつ分割する方法
よくあるケース
例)下記画像の [1112134] を1文字ずつ出力するため、読取範囲を [1][1][1][2][1][3][4] と1文字ずつ囲むが、[1] が罫線と認識されてしまい出力されない。
複数桁の数字を読み取る場合には、1文字ずつではなく数字全体を1つの読取範囲として設定する事で、[1] の読取精度が向上する場合があります。
1つの読取範囲で設定を行い、1文字ずつ分割して出力する方法を解説します。
設定方法
設定の流れ
- [1112134] を1つの読取範囲で囲む
- データ加工「文字列変換(部分一致)」を使用し、各数字の間に「@」を追加
- データ加工「指定文字による分割」を使用し、「@」を境目に数字を分割して出力
詳細
以下手順で設定をしてください。
1.番号を1つの範囲で読み取るための読取範囲を作成する。
2.データ加工「文字列変換(部分一致)」を使用し、各数字の間に「@」を追加する。
入力列
- (番号の読取列)
出力列
- (番号の読取列)
変換対象文字列
- (.)
変換後文字列
- $1@
※変換対象文字列の「(.)」とは、1文字毎を指定する正規表現です
※変換後文字列は、「@」以外の任意の記号も問題ありません
→この設定により「1112134」が「1@1@1@2@1@3@4@」に変換されます。
3.データ加工「指定文字による分割」を使用し、「@」を境目に数字を分割して出力する。
上記の設定で、1つの読取範囲で読み取った7桁の番号を、B~H列に1文字ずつ出力すると、下記のようなCSV出力結果となります。
解決しない場合
上記の方法で改善されない場合は、以下をご連携の上、お問い合わせください。
- 帳票定義(XMLファイル)
- アップロード帳票ファイル
- 希望とする出力結果のイメージ
※個人情報などが含まれる場合はマスキングをしてください。