本記事で分かること
- 誤読を改善する方法
- 帳票画像の補正設定
よくあるケース
例)タイムカードなどの活字フォントが独特なため(途切れている、かすれているなど)、コロン(:)が読み取れなかったり、1などと誤読してしまう
解説
原因
文字のフォントの影響で数字と:(コロン)をAI が判断できず誤読に繋がっている可能性があります。
設定
以下の設定で、読み取りの精度が改善される可能性がございますため、お試しください。
1.読取条件を「活字(1行)」にする
読み取りたい文字が、活字にて1行の記載が想定される場合は設定をしてください。
<理由>
数字と:(コロン)を1行として認識させることで、:(コロン)の認識率が上がる可能性があります。
2.画像補正設定を以下のように設定する
- フィルタ:平滑化(ガウシアン)処理
- 変換:マトリックス単位二値化
<理由>
画像補正にて文字を濃くすることで、文字が途切れていたり、かすれている場合なども精度が向上する可能性があります。
補足
画像補正設定のフィルタ、変換の種類は帳票に合わせて調整が必要です。
画像プレビュー機能をご利用いただき、調整をお試しください。
帳票の状態によっては、全ての誤読を解消することが難しいケースがあります。
補正後も誤読が発生する部分については、データチェック画面にて修正をしてください。