本記事で分かること
- 誤読の対策方法
よくあるケース
例1)「12.345」が「12,345」 と誤読されてしまう
例2)「1,000,000」と誤読された表示を「1,000.000」にしたい
「12.345」が「12,345」 と誤読されてしまう際の対処法
1.読取範囲指定の種類を変更する
読取範囲指定の種類を、印字の場合は「活字」、手書き文字の場合は「全ての文字」を選択してください。
これらの種類は、精度が高い傾向にあるため推奨しております。
2.データ加工で変換する
1にて誤読が改善されない場合は、データ加工「文字列変換(部分一致)」にて「,」(カンマ)を「.」(ピリオド)に変換する方法があります。
<設定方法>
データ加工:文字列変換(部分一致)にて以下を設定
変換対象文字列
- ,
変換後文字列
- .
「1,000,000」と誤読された表示を「1,000.000」にする際の対処法
下3桁の数値の前の「,」(カンマ)を「.」(ピリオド)に変換する設定として、データ加工「文字列変換(部分一致)」にて正規表現を記述する方法があります。
<設定方法>
データ加工:文字列変換(部分一致)にて以下を設定
変換対象文字列
- (^*)(\,)(\d{3}$)
変換後文字列
- $1.$3
※下3桁以外の桁数にも対応できます。
詳細な記述方法は「文字列変換(部分一致)の特別な使い方」をご参照ください。
解決しない場合
上記の方法で改善されない場合は、以下をご連携の上、お問い合わせください。
- 帳票定義(XMLファイル)
- アップロード帳票ファイル
- 個人情報などが含まれる場合はマスキングをしてください。
- 誤読する項目名などの詳細
- 希望とする出力結果のイメージ