本記事で分かること
項目抽出において、項目の値の持ち方(1対1/1対複数)に応じた「通常項目」と「明細項目」の使い分けの考え方について説明します。
解説
項目抽出では、帳票の構造に合わせて項目種別を設定することで、安定した読取り結果につながる場合があります。
特に「項目名と値の関係性」に着目することが重要です。
特に「項目名と値の関係性」に着目することが重要です。
1.値が1つの項目は「通常項目」で設定する考え方
項目名に対して値が1つのみ存在する場合は、通常項目での設定が適しています。
たとえば、以下のような項目です。
- 請求番号:A12345
- 請求日:2024/01/01
- 取引先名:株式会社〇〇
- 合計金額:100,000円
<サンプル画像>

これらはそれぞれ1つの値を持つため、通常項目として定義することで、帳票上の位置関係や項目名と値の対応関係が分かりやすくなり、安定した読取りが行える可能性があります。
また、帳票上は表形式に見える場合でも、実際には各項目が単一の値のみを持つケースがあります。
このような場合も、構造に合わせて通常項目として設定することで、帳票の構造を正しく捉えやすくなる場合があります。
このような場合も、構造に合わせて通常項目として設定することで、帳票の構造を正しく捉えやすくなる場合があります。
※ 帳票のレイアウトや文字配置などにより、期待どおりに読取りできない場合があります
2.値が複数存在する項目は「明細項目」で設定する考え方
項目名に対して複数の値が存在する場合は、明細項目での設定が適しています。
たとえば、以下のような複数行のデータです。
- 商品明細(商品名、数量、単価、金額などが複数行にわたる)
- 料金内訳(複数の費目が並ぶ)
- 作業明細や一覧データ
<サンプル画像>
このような繰り返し構造を持つ項目は、明細項目として設定することで、行単位でのデータ整理が可能となり、帳票構造に沿った読取りができる可能性があります。
また、明細項目として定義することで、同一フォーマット内の複数行のデータを一括で扱いやすくなる点も特徴です。
※ 明細の行数や配置、罫線の有無などにより、期待通りに読取りできない場合があります
期待通りに読取りできない場合は、項目名や追加指示の調整、読取特徴の設定変更などにより改善する可能性があります。
あわせて、関連する参考記事もご参照ください。
【参考】
- 項目抽出の読取精度を向上させる設定
- 項目名の設定のコツ
- 項目抽出 FAQ一覧
- 帳票の特徴で選ぶ「日本語特化読取」と「汎用読取」
- Academy 項目抽出「追加指示」のコツ
- Academy 追加指示のユースケース