Intelligent OCR の補正設定は5種類あり、本記事では「デフォルト補正(スキャナ補正・写真補正)」について解説します。
読み取りたい帳票に合わせて、「スキャナ補正」か「写真補正」を選択することで、読取精度を向上させることが期待できます。
「読取範囲の指定」にて作成したワークフローにて、「スキャナ補正」か「写真補正」をONにするだけでご利用いただけます。
※ワークフローの種類によって、ご利用できる補正設定は異なります。
| 読取範囲の指定 | 全文読取 | 項目抽出 | 項目選択 | |
| デフォルト補正 (スキャナ補正・写真補正) |
◯ | × | × | × |
| 画像補正設定 | ◯ | × | × | × |
| OCR補正設定 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
| 回転補正設定 | × | × | ◯ | × |
| Few-shot学習 | × | × | ◯ | × |
本記事で分かること
- 「スキャナ補正」「写真補正」の適切な選び方
解説
スキャナ補正とは
スキャナによる微妙なずれや回転、縦横比のゆがみを自動補正します。
読み取りたい帳票が以下に当てはまる場合に、ご利用ください。
- 複合機(コピー機)でスキャンした帳票をアップロードする場合
- FAXで受信した帳票をアップロードする場合
- PCで作成したPDFや画像をアップロードする場合(※)
※「PCで作成したPDFや画像」を読み取る際も、スキャナ補正を選択してください。
何らかの理由で微妙な回転やずれが生じた場合に効果的です。
写真補正とは
写真の撮り方によって発生した傾きや、台形にゆがんだ画像を自動補正します。
読み取りたい帳票が以下に当てはまる場合に、ご利用ください。
- スマホやタブレットで撮影した帳票をアップロードする場合
「スキャンした帳票」と「写真撮影した帳票」が混在したファイルをアップロードする場合
スキャンした帳票と、写真撮影した帳票が混在している場合は、以下いずれかの方法でご利用ください。
1.「写真補正」を選択する
写真撮影特有の歪みを補正できるため、効果的です。
ただし、スキャンした帳票に対しては正しく補正ができず、余計な歪みが発生するケースがあります。
詳細は次項「【トラブルシューティング】帳票の位置や、読取箇所がずれてしまう場合」をご参照ください。
2.ワークフローを2つに分ける
より精度を上げる場合は、スキャンした帳票用のワークフローと、写真撮影した帳票用のワークフローを作成し、
それぞれのユニットに対して画像をアップロードしてください。
【トラブルシューティング】帳票の位置や、読取箇所がずれてしまう場合
事象
ユニットに帳票をアップロードした際に、帳票が上にずれてしまい、帳票の一部が消えた状態でアップロードされてしまうケースがあります。
その場合、帳票全体を読み取れず、読み取る項目がずれてしまいます。
解決策
適切な補正を選択できていない可能性があるため、補正設定を見直してください。
例えば、PCで作成したPDFを「写真補正」でアップロードした場合、正しく補正ができず、余計な歪みが発生している可能性があります。
その場合、「スキャナ補正」を選択した上で、再度アップロードをお試しください。
解決しない場合
重点補正を用いても解決しない場合、アップロードした帳票に問題がある可能性があります。
詳細は以下の記事をご参照ください。
2025年1月14日以前に作成したワークフローについて
本機能は、以前は「重点補正」という名称でした。
2025年1月14日のリリースにて、「スキャナ補正」か「写真補正」をユーザ自身で選択する方法に変更しております。
- 重点補正をONにしていたワークフロー
- 2025年1月14日以降は「スキャナ補正」が適用されます
- 2025年1月14日以降は「スキャナ補正」が適用されます
- 重点補正をOFFにしていたワークフロー
- 2025年1月14日以降は「写真補正」が適用されます
- 2025年1月14日以降は「写真補正」が適用されます
- 2025年1月14日以降に作成するワークフロー
- デフォルトで「スキャナ補正」が選択されているので、帳票に応じて変更してください
本変更にて、重点補正をON/OFFにした際の補正ロジックを「スキャナ補正」と「写真補正」という表現に変更し、
よりご利用される帳票に合わせて選択していただけるようになりました。
そのため、従来の補正ロジックが自動的に変更になることはありませんので、ご安心ください。
※詳細は「2025年1月14日のリリースノート(ver.1.148.0)」をご参照ください。