本記事で分かること
明細表が別ページに分かれている帳票における項目抽出の可否と、データ化失敗が発生する原因および対処方法を説明します。
解説
項目抽出では、1枚目がかがみ(表紙)、2枚目が明細表のようにページ構成が分かれている帳票であっても、適切に項目を設定することで読取りを行うことは可能です。
一方で、設定内容や帳票構成によっては、一部の項目でデータ化失敗や誤った値の取得が発生するケースがあります。
1.ページが分かれている帳票の読取りについて
明細表が別ページに分かれている場合の読取り可否
項目抽出では、明細表が別ページに存在する場合でも、明細項目として正しく設定されていれば読取りが可能となる場合があります。
項目抽出では、明細表が別ページに存在する場合でも、明細項目として正しく設定されていれば読取りが可能となる場合があります。
複数ページをまとめて読取りする際の挙動
1つのPDF内に複数ページの帳票が含まれている場合、同一の項目設定で全ページを読取り対象とします。
1つのPDF内に複数ページの帳票が含まれている場合、同一の項目設定で全ページを読取り対象とします。
そのため、以下のような挙動が発生する可能性があります。
- 1ページ目にのみ存在する項目を、2ページ目でも読取ろうとする
- 項目が存在しないページにおいて、類似する値を補完的に取得する場合がある(仕様)
- 結果として、CSV出力時に表示ずれや誤った値の割当てが発生する可能性がある
※帳票のレイアウトや文字配置に依存するため、すべてのケースで発生するわけではありません
2.データ化失敗が発生する主な原因と対処方法
原因①:帳票に存在しない項目名の設定
帳票に記載されていない項目名を設定している場合、AIが読取位置を特定できず、データ化に失敗する可能性があります。
帳票に記載されていない項目名を設定している場合、AIが読取位置を特定できず、データ化に失敗する可能性があります。
原因②:複雑な項目名や追加指示の設定
複雑な項目名や追加指示を設定している場合、AIが適切に解釈できず、データ化に失敗する可能性があります。
複雑な項目名や追加指示を設定している場合、AIが適切に解釈できず、データ化に失敗する可能性があります。
対処方法
以下の対応により、改善される可能性があります。
-
項目名を簡素化する
- 固有名を含めず、汎用的な名称に変更する
-
追加指示を削除または最小限にする
- 不要な指示は設定しない
-
ページごとに項目の存在を見直す
- 明細ページに存在しない通常項目は設定から除外する
※設定変更後も読取り結果は帳票に依存するため、必ず検証を行ってください
補足:意図的に空欄で出力したい場合
ページによって存在しない項目について、値を取得させず空欄にしたい場合は、追加指示により取得対象外とする調整を行うことで対応できる可能性があります。
設定例:
・項目名が存在しない場合は空で出力してください
ページによって存在しない項目について、値を取得させず空欄にしたい場合は、追加指示により取得対象外とする調整を行うことで対応できる可能性があります。
設定例:
・項目名が存在しない場合は空で出力してください
【参考】