本記事では、項目抽出の読取精度を向上させる設定を解説します。
よくあるケース
例)項目抽出で意図した項目を読み取れない
例)データチェックで読取結果を修正する手間を減らしたい
解説
項目抽出の精度向上には、以下3つの機能が有効です。
詳細な使い方は各リンクをご参照ください。
追加指示
抽出したい項目ごとに、読取精度を向上させるための指示を入力する機能です。
- 追加指示の記載例1)”御中”の前に記載された会社名が宛先会社名です。
- 追加指示の記載例2)”T”から始まる13桁の数字が登録番号です。
セルへの出力指示
項目名の先頭や末尾に、カッコ( )で補足を記載し、データを抽出のヒントをAI 与える方法です。
出力内容の候補が決まっている場合や、帳票上に名称の項目が2つある場合に有効です。
- 記載例)預金種目(普通,当座)
※カッコ[ ]で補足を記載している場合、まれに正しく読み取れないケースがあります。
その場合、( )に記載を変更して読み取りをお試しください。
Few-shot学習
データチェック済みの読取結果を参考データとして活用し、次回以降の読取結果を補正する機能です。
特に、企業独自の帳票等の一般的に学習データが少ない帳票において有効です。
(ワークフローごとに適用をONにするだけでご利用いただけます)
ご利用のヒント
読み取った文字列を加工して出力したい場合は、データ加工をご利用ください。