仕分けルールについて
Elastic Sorter を使って帳票を仕分けるためには、Intelligent OCR にて事前に作成した帳票定義を「仕分けトレイ」として登録して、「仕分けルール」を作成する必要があります。
「仕分けルール」に対して仕分けたい帳票をアップロードすることで、帳票レイアウトが一番類似している仕分けトレイに、帳票を仕分けます。
(帳票レイアウトが一致しない場合は、「仕分け不可トレイ」に仕分けられます。)
仕分け後は、Intelligent OCR に送信をすることで、読み取りを行うことができます。
- レイアウト仕分けの仕分けルールを作成するためには事前にIntelligent OCR の「読取範囲の指定」にてワークフローの作成が必要となります。
- 仕分けトレイを1つのみ設定し、特定の1種類の帳票のみを抽出することも可能です。例えば、請求書、領収書、発注書が混在するファイルから、請求書のみをIntelligent OCR に送信して読み取ることができます。(領収書、発注書は「仕分け不可」トレイに仕分けられます)
- 仕分けルールは複数作成することができます。例えば、請求書の仕分けルールの場合、東京営業所と大阪営業所では受け取る請求書の種類が異なる場合、仕分けルールを東京営業所用と大阪営業所用で分けて作成できます。
- 特徴量の一致率が近いトレイが複数ある場合に、仕分け先の優先順位の一番高いものに振り分けます。
仕分けルールに登録するトレイの数
1つの仕分けルールに設定できる仕分けトレイの上限値は200です。
200を超える帳票を登録する場合、実際の仕分けの処理に非常に長い時間が掛かり、場合によってはタイムアウトによる処理エラーとなり得ることもご留意ください。
関連リンク:DX Suite ご利用の推奨値と上限値
仕分けユニットからのCSVダウンロードを使用する場合
登録するワークフローのアウトプットの文字コード設定はShift-JISまたはUTF-8のどちらかに統一してください。
仕分けユニットからのCSVダウンロードを使用する際、上述の設定の文字コードが適用されます。
もし、1つの仕分けユニットにShift-JISとUTF-8の両方のワークフロー設定が存在する場合は、UTF-8で出力されます。
Elastic Sorter 画面の表示
ログインするとホーム画面が表示されます。右側の「」アイコンをクリックし、プルダウンメニューより「Elastic Sorter 」を選択します。
仕分けルールの作成
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Elastic Sorter 画面の左上の 「仕分けルール作成」ボタンをクリックします。
- 仕分けルール作成の設定画面が表示されたら、仕分けルール名を入力して、レイアウト仕分けを選択し、「作成」ボタンをクリックします。
- トレイ一覧の画面が表示されたら、「トレイ追加」ボタンをクリックします。
- トレイとして追加したい定型帳票テンプレートを選択し、画面右下の「トレイを追加」ボタンをクリックします。
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トレイ名にはワークフロー名が自動的に適用されます。手動で変更することも可能です。また、選択した定型帳票のテンプレート画像を、ワンクリックで確認できます。
- 必要なトレイの登録が終わったら、画面右上の「保存して閉じる」をクリックします。
- 作成された仕分けルールがElastic Sorter 画面に追加されます。