旧UIからNew UIへ移行するための手順
旧UIで今まで利用してきた帳票データをNew UIに移行するための手順と具体的な説明をまとめました。ぜひ移行の参考にしてください。
旧UIとNew UIの違い
こちらに旧UIとNew UI の違いが記載されています。また、機能対照表 では実装スケジュールが確認できます。あわせてご利用ください。移行したい帳票に使われている設定やデータ加工が未実装の場合は、実装されるまでお待ちください。
移行スケジュールの策定
まずは移行スケジュールを社内やクライアントさんと事前検討をしていただくことを推奨いたします。帳票の種類によって移行にかかる期間は変わります。どのような順番で移行していくかを移行プロセスに沿って優先順位をつけた上で、移行作業を進めていきましょう。
移行プロセスは大きく分けて以下の通りとなります。
移行が必要な帳票を整理(旧UI)
↓
移行方法を選択(フォルダ単位インポートor設定ファイル(XOM)インポート&エクスポート
↓
インポート作業を行う(New UI)
※フラグ系のデータ加工は2023年3月時点では、インポートに対応していないため、フラグをご利用のお客様はフラグのインポート対応がされるまでお待ち頂くか、フラグ部分のみ手動で設定してください。
大まかな流れ
設定ファイルインポートにて大部分の設定が完了
↓
フラグ加工設定と後続のデータ加工設定を手動で登録
移行プロセス
旧UIからNew UIへの詳細移行作業フローは以下となります。
【移行方法1:フォルダ単位インポート】
機能概要:フォルダ単位でのエクスポート&インポートの作業を一括で実施できる機能です。移行したい帳票数が多い場合は、ご利用ください。
※フォルダ単位インポート機能を利用できるのは「組織管理者」と「部署管理者」のユーザ権限を持っているアカウントのみです。自身が属している部署で作成したフォルダだけがインポートできます。(共有されたフォルダはインポート対象とはなりません)
※一度インポートしたフォルダは、再度インポートすることはできません。
※フォルダ内にElastic Sorter の仕分けトレイとして設定されている帳票定義が存在する場合、インポートの対象とはなりません。5月にリリース予定の仕分けフォルダ単位インポート機能をご利用ください。
※フラグ機能をご利用のお客様は、フラグがインポート対応するまでフォルダ単位インポートはお待ちください。もしくはフラグ部分のみ手動で設定してください。
※インポート対象は定型帳票のみとなります。非定型帳票はフォルダを選択してもインポートされず、インポートエラーとなります。
- ログイン後のホーム画面より一番左側にある「Intelligent OCR」バナーリンクをクリック
- 画面上にある「インポート」ボタンをクリックします。
- 「フォルダを選択」画面に入り、インポートしたいフォルダを選択します。
- フォルダを選択してから、画面右下にある「インポート開始」ボタンをクリックします。
- インポート履歴画面に遷移し、インポート状況を確認することができます。
- インポート時刻のテキストリンクをクリックすると、対象するインポートファイルおよびファイルの中に入っている帳票のインポートステータスを確認することができます。
※インポートエラーの場合は対象の帳票設定を旧UIでダウンロードして、New UIの「設定ファイルインポートをお試しください。
- 「インポート完了」の場合は、画面左下にある「New UIに戻る」ボタンをクリックし、Intelligent OCRのホーム画面に戻ります。インポートした帳票データに対して、旧UIでの設定がNew UIに移行できているか、確認してください。
※一度インポートしたフォルダは、再度インポートすることはできません。
※フォルダ内にElastic Sorter の仕分けトレイとして設定されている帳票定義が存在する場合、インポートの対象とはなりません。5月にリリース予定の仕分けフォルダ単位インポート機能をご利用ください。
※フラグ機能をご利用のお客様は、フラグがインポート対応するまでフォルダ単位インポートはお待ちください。もしくはフラグ部分のみ手動で設定してください。
【移行方法2:設定ファイル(XML)エクスポート&インポートダウンロード】
ステップ1:設定ファイル(XML)エクスポート(旧UI)
- ログイン後のホーム画面より一番左側にある「Intelligent OCR」バナーリンクをクリックします。
- ドキュメント一覧から移行したい帳票に対して「•••」アイコンをクリックし、「定義を編集」を選択します。
- 帳票設定画面の画面左のメニューから「設定ファイルダウンロード」をクリックします。
- 以下のダイアログボックスが表示されたら「OK」をクリックします。

- PCの「ダウンロード」フォルダなどにファイルが保存されます。
※ダウンロードした設定ファイルはメールに添付して送ることもできます。
ステップ2:設定ファイル(XML)インポート(New UI)
- ログイン後のホーム画面より一番右側にある「New UI」バナーリンクをクリックします。
- フォルダの右端の[︙]から[設定ファイル(XML)インポート]をクリックします。
- インポートしたいファイルを選択またはドロップし、「インポート」ボタンをクリックします。
- インポートが完了しましたら、「閉じる」ボタンをクリックします。
※データが破損している場合など非対応のXMLをアップロードすると、エラーとなりインポートできません。
旧UIのXMLインポート時の注意事項
旧UIのXMLをインポートする際に、New UI に対応する機能が存在しない場合や、対応する機能の仕様が異なる場合には、その設定情報が再現されません。以下のリストを参考にして、代替機能がある場合はインポート後に設定をお願いします。主なものはフラグ関係のデータ加工です。
New UI でインポート対応していない機能や設定項目の一覧
旧UIのインポート非対応項目 | 詳細 | 代替機能・設定方法 |
非定型帳票のXML | DX Suite(従来版)の非定型帳票のXMLはインポートできません。 | New UI で非定型帳票の新規設定をお願いします。 |
チェックボックス読取出力値(デフォルトの1, 0から変更する機能による設定値) | New UI ではチェックボックス読取出力値は1,0で出力されますが、チェックボックス読取出力値を変更する設定がないためインポートされません。 | |
マークシート・押印比較率 | New UI ではマークシート・押印比較率を設定する機能がないためインポートされません。 | |
テーブル機能の設定値 | New UI ではテーブル機能がないためインポートされません。 | |
CSV列出力上限数 | New UI ではCSV列出力上限数を設定する機能がないためインポートされません。 | |
データ加工設定(同等機能がないためにインポート非対応)
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左記のデータ加工設定はNew UI にはない機能のためインポートされません。 |
New UI で利用できるデータ加工設定はこちらをご参照ください。 |
データ加工設定(同等機能は用意されているが仕様が大きく異なるためにインポート非対応)
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左記のデータ加工設定はNew UI には同等機能はあっても仕様が大きく異なるためインポートされません。 |
New UIの「表データに変換」と「列データに変換」で、前行コピーを実行することも可能です。 旧UIのフラグ機能の再現方法はこちらをご参照ください。 |
※今後の実装予定につきましては、こちらをご参照ください。