「項目抽出」と従来の「非定型」(現在は項目選択に名称変更しています)の、具体的な機能の違いについてご説明します。
読取の仕組み | プリセット(項目選択) |
項目抽出 | |
主な違い | 全体の流れ |
ワークフロー作成の方法 | |
読取項目の設定方法 | |
補正設定 | |
設定例 |
読取の仕組み
プリセット(項目選択)
- フォーマットがバラバラな帳票でもAIが項目を検知して、読取結果として表示する
- 読み取れる項目の対象は決まっている(自分で追加できない)
項目抽出
- 帳票全体を全文読取機能で読み取った後、テキストデータから予め指定した項目をAIが探し、読取結果として表示する
(テキストデータから抽出しているため、データチェックの画像パーツと結果が異なるケースがあります) - どんな帳票でも読み取り可能
- 項目のカスタマイズ(追加や削除)が可能
主な機能違い
-
全体の流れ
項目抽出とプリセット(項目選択)の設定全体の流れはほぼ同じです。
-
ワークフロー作成の方法
プリセット(項目選択)
選択できるプリセット(項目選択)は全部で13種類あります。
項目抽出
抽出したい項目名を自由に決められます。
-
読取項目の設定方法
プリセット(項目選択)
あらかじめセットされている項目のうち、読み取りたい項目のみデータ化します。
<設定画面>
抽出したい項目名を設定画面で選ぶだけです。
項目抽出
「通常項目」と「明細項目」をそれぞれ設定することができます。
<設定画面>
読み取りたい項目名を入力します。
-
補正設定
プリセット(項目選択)
「OCR補正設定」を適用できます。
項目抽出
「回転補正設定」と「OCR補正設定」を適用できます。
項目抽出とプリセット(項目選択)の差分
項目抽出とプリセット(項目選択)の主な差分について、以下をご参照ください。
<例>
1枚の帳票の中に複数の明細表が入っている場合の帳票サンプルのイメージは以下となります。
設定例
領収書に記載されているすべての内容をCSV出力したい
プリセット(項目選択)の場合
- 領収書・レシート(項目選択)を選択します。
- 読み取りたい項目を選択します。
- 読取結果を確認します。
※「No.」や「担当」など、セットされていない項目はプリセット(項目選択)では読み取ることができません。
項目抽出の場合
- 抽出したい項目名を設定します。
- 読取結果を確認します。
読み取りたい内容がすべてCSVに出力されました。
<関連情報>
サンプル帳票と設定ファイル(XML)を以下にてダウンロードできます。